映画レビュー(14): The Abyss

abyss

The Abyss,CGの歴史に関する本を読むと必ず出てくる、金字塔的存在の映画である。
映画でCGがCGとして使われ、脚光を浴びた初めての映画であるようだ。
しかしこの映画に使われているCGの部分はやはりかなり限られている様である。

ただ、CG以前の(もしくは過渡期の)映画VFXにおいて、この映画The Abyssがある種頂点に達してしまっていたのではないかと思える程のクオリティを持っていたのは事実である。
この映画のあと、監督James CameronはTerminator2を製作し、その2年後にはSpielbergが、あのJurassic Parkを製作する。
そして、ここにおいて、映画はついにCGのものになってしまうのである。

この映画、Abyss(深海、深淵)は、その名の通り、全編にわたって、海の底でストーリーが展開される。
つまり、役者はdivers suitsを着て、ふわふわと漂い、海底探査船がカーチェイスさながらのスピードで飛び交い、海底には沈没した潜水艦が横たわる。
これだけの規模のVFXとセットをあのクオリティでCG無しでやりきってしまった事に、もう感嘆するしかないのは、CGに慣れすぎてしまった現代人の甘えか?
もはや何が合成でどれがミニチュアで、セットで、どれがアナログでどれがデジタルで・・・・そんな事は関係がなくなってくる。
ただ、そこには漆黒の海が広がっており、男達は海底でその闇に挑む、もはやそんなクオリティの映画なのである。

そして、この映画のストーリーは盛りだくさんだ。
詰め込みすぎなほど詰め込まれている。
ソ連とアメリカとの冷戦、核問題、元妻との離婚問題、恋愛、SF、海底、天変地異、環境問題、信頼、裏切り、コミュニケーション・・・・
ここに上げた言葉すべてがAbyssを表しているともいえる。とにかく、ストーリーのボリュームが半端ではないのだ。
Special Editionは、3時間弱と尺はかなり長いのであるが、これはしかたがない、というところか。

俗に言う「Hollywood映画」としては、超一流である。
すごい。

星4.5個

~ by special force strike unit : 7月 11, 2007.

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